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第四戦 観戦記

  1. かまぼん 2006/10/27(金) 23:43:25



    <日本シリーズ:日本ハム3-0中日>◇第4戦◇25日◇札幌ドーム

     日本ハムのエース金村暁(30)が復活のマウンドを勝利で飾った。シリーズ第4戦に先発。9月24日のロッテ戦以来、31日ぶりに1軍のマウンドに立ち、5回5安打無失点と結果を出し、シリーズ初勝利を挙げた。試合後、ヒルマン監督に続き、お立ち台に上がった。マイクを受け取り「北海道のファンのみなさんにこの場をお借りして、謝罪します」と深々と頭を下げた。

     ロッテ戦での監督批判で戦線離脱。日本シリーズから1軍に復帰した。本拠地・札幌ドームで価値ある1勝を挙げ「12年間、このチームで優勝目指してやってきました。(26日の第5戦は)ファンのみなさんと一緒に精いっぱい声援を送りたい」と涙ながらに勝利を誓った。[ニッカンスポーツ][ニッカン式スコア]


     長いよ…orz

     入った得点は両チーム合わせてわずか3点。でも、試合は4時間22分…長過ぎorz

     まぁ、残塁が12vs11で投手も5人ずつじゃ仕方ないですかね。三者凡退なんてたった5回だけ。四死球も7vs6。しかも先発が制球力を武器にする訳でない若手・中田とフルハウスピッチングが持ち味の金村。長くなる要素たっぷりでしたわw


     まぁ、でも試合は面白かったですよ。日本シリーズという特殊な舞台で常に1点もやれない状況ですから、どんな展開だろうと気が緩まる事が無いんで。逆に言うとその緊張感無しにはやってられない試合だったかもw


     試合はまずマウンドに上がった金村が一度マウンドを降りて四方(正確には五方向)に礼。四方に礼をするのはプロレスで見慣れてるんで、これまでの展開も含めてなんかプロレスチックだなぁ、なんて見てました。

     そんな金村は初回から3ボールの連発で持ち味発揮w それでもトータルでは21人中7人ですからまぁまぁですかね、ってポイントはそこじゃないw

     いや、それにしたって相変わらずやきもきさせてくれる展開ですよ。ヒット打たれる、四球で歩かす、併殺で切り抜けたと思ったら次の打者にまた打たれる。3回まではもう大変でした。

     対するファイターズ打線も初回、2回とチャンスを作りながらあと一本が出ないなにやら懐かしい展開。それでもそのままズルズル行かないのが今季のファイターズ。稀哲が空気を一気に変えるスリーベース、犠打から解き放たれた賢介が追っかけツーベースであっという間の先制点。更にガッツ、セギが連続死球で場内騒然、そして迎える打者は稲葉ともう札幌ドームは気が狂ったようにヒートアップw

     もうね、揺れて揺れて大変でしたよ。でも、ここで押し潰されないのが未来のエース中田。稲葉を三振に斬って取り、新庄の当たりは痛烈も井端がファインプレーで抑え、稲田を見送りの三球三振で傷口が広がるのを食い止める快投振り。見事にやられました。

     っていうか、やっぱりあと1本が出ないファイターズ打線…orz


     それでも4回から金村の調子が少しマシになってきて、4回は遂に三者凡退、そしてあの禁断の5回へ…


     先頭井上にライトフェンス上段へ当たるツーベースを浴び、あっという間に追いつかれそうな展開。でも、ここで荒木は強行、送らない。まぁ、初球をあっさり二ゴロ進塁打だったんで結果は一緒なんだけど、そうなると落合の考えがどこまで選手に通じてたかが疑問。あわよくばヒットを、と思ってたんならいきなりヒットの可能性を持たない当てるだけの二ゴロなんて荒木の考え違いでしかない。バントをしなくても荒木なら進めてくれる、と思ってたんなら一応正解だけどそれなら犠打でキッチリ行きたいところ。いや、そういう流れを作るべきだった。

     やっぱり、犠打でキッチリってのは嫌なもんですよ。アウトを一つくれるから楽、という部分だってもちろんあるけど、やるべき事をキッチリやるってのはやっぱり嫌。誰もがこうする、こうなるって事が間違いなく現実になる。これほど嫌なものは無い。

     それを捨ててまで強行をするのなら、なにかプラスアルファが欲しくなるのは当然の事。それが鶴岡クラスならまぁ右に転がせば十分仕事をした、となるが荒木ならそうはいかない。粘ったりチャンスを窺った上で右に転がす、それくらいの芸当が必要だった。それがあっさり初球を当てただけで二ゴロ。確かに最低限の仕事ではあるが、その最低限を最初から狙ったんじゃなんにも怖くない。「最低限の仕事」ってのはその上を狙った上で果たすから「最低限」なのであって、最初からそれを狙ったんじゃ上なんか望めるはずが無い。目に見えない“流れ”からいけばまったくもって意味の無い一打だった。

     まぁ、それでも残った結果は犠打と一緒。ピンチである事に代わりは無い。そこをカバーする、もしくは生かすのは井端の仕事。とにかくここで井端が仕事をすれば意味の無い右打ちに意味が生まれる。

     でも、そうは問屋が卸さない。ここは金村が踏ん張って井端を三ゴロに打ち取る。さぁ、勝利投手の権利まであと一つ。この瞬間、おそらくドームにいたほとんどの脳裏にあの出来事がよぎったはずだ。



     と、その時、三塁ベンチから人影が…



     ヒルマンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



     もうね、大爆笑ですよ。これはネタだろ、と。マウンドにいた金村にとっちゃそれどころじゃなかったかもしれないけど、見ている方は笑うしかない。だってねぇ、ここで出てくる必要なんか無いんだから。ま、ヒルマンは勝負するかどうか聞きに行ったって言ってるけどね。


     福留勝負? 聞くまでも無いでしょう。だって次のウッズは全打席歩かせても良いくらいの勢いで、全然勝負する記なんて無いんだから。満塁にして立浪? まさか! 昨年二塁打記録を作られた時の投手は金村ですよ。二死三塁、どう考えたって勝負しかあり得ない。少なくとも、ただ歩かせて良い場面じゃない。二人歩かせたらもう交代しかない。代える気が無いなんていうのなら、出てくる必要もない。間を取る、なんて言ったって形の上ではうるさい一、二番をあっさり討ち取っている。前の回から考えても井上以外には良い投球をしている。球数はまだ78球、何も心配は要らない。


     だからネタなんですよ。金村だけは笑えなかっただろうけど。でも、ここで金村は踏ん張った。カウント2-2にして、勝負球は信二が大好きなフォーク連発。もう誰もが読める配球。福留が見逃せば歩くのが必然、そんな場面。ここで金村が投じた一球はおそらくこの日最高のフォーク。ストライクからボールになる、これ以上無い球。


     金村の意地が、気持ちが、想いが、形となった。悔しさと、嬉しさと、見返したい気持ちと。


     そんな一球だったと思いますよホント。その気持ちに応えるようにガッツが、セギが、稲葉が、一体となって追加点を上げる。あの一球がこれを呼び込んだと言っても過言じゃない。まぁ、その後残塁がまた重なったのはお約束ですがw


     で、その金村の意思を引き継ぎ、マウンドに上がったのは…



     トーマス?(;´Д`)



     ・・・ごめんなさい勘弁してくださいm(__)m

     数いるリリーフ陣の中で、最も選択肢からかけ離れた投手の選択。あの、左右の話で言っても次はウッズですよ? 右ですよ? 確かにその後は左だけどさ。っていうか、金村良かったじゃん。まだ83球、もう1、2回投げても良いじゃない。

     もうね、やられました。壮大なネタにはまだ続きがあったのか、と。で、それならそれで直球一本槍で投げさせりゃ良いと思うんだけど、中嶋も凝った配球が好きだからすぐスライダーとか投げさせちゃう。で、案の定ウッズに打たれ、森野を歩かせて結局降板。もうね、訳が分かりません。

     で、このトーマスの降板時に外野の例のポーズを内野でもやってたんですが、これ実は隠れた采配批判だったんじゃないかと。だってね、確かに笑える光景で余裕を感じさせる一場面だったけど、やっぱりあれは異様な光景だもの。普通なら一塁が各ポジションに転がして準備をする場面。それが集まって井戸端会議。やられた方はハラワタ煮えくり返るだろうし、見た方は大爆笑で余裕たっぷり、まだまだこいつらは大丈夫って思えるけど、後で考えると「やってらんねーよ」って気持ちが出ても不思議じゃない。ただ、そう表に出す訳にも行かないんであんな形になったのかな、なんて。

     ま、分かりませんけどね。


     兎にも角にも、建山が危ない橋を渡りながら抑え、その後は岡島が福留を三球三振に斬って取るなどほぼ完璧に封じ、最後はマイケルがこれまた完璧に抑えて快勝。


     いやー、長かった…<お前の観戦記もなw


     で、お立ち台はもちろん金村。先にインタビューを終えたヒルマンと抱擁の後、お立ち台へ。涙ぐみながら金村は二度、三度と頭を下げながら謝罪をする。

     苦しかったんだろうなぁ。たった一つの過ちがここまで大きくなってしまったんだから。叱ってくれる先輩がいなくなってしまったのも大きかったのかもしれんね。あの晩、下柳と片岡に呼び出し食ったみたいだし。

     まぁね、私も自分の身分、立場をわきまえず、周囲に支えられている事に気がつかず突っ走って失敗してしまった事はあるから、気持ちが分からない訳ではない。でも、そこで叱ってくれて、教えてくれて、支えてくれた人達がいるから今がある。

     金村も、あそこで叱ってくれた人がいて、支えてくれた人がいて、仲間がいて、ファンがいて、それで初めて自分がそこにいるんだ、という事を自覚したんじゃないだろうか。

     そして最後にギリギリだけど結果を出した。5回で代えた事自体はヒルマンの親心だったかもしれない。勝利投手の権利を得て、傷付かないところで交代させてやろうという。まぁ、その後の投手選択は別としてw

     いずれにしても金村自身が結果を出し、仲間に支えられて今、このお立ち台にいる。その後を踏ん張ったリリーフ陣と、点を取りしっかり守った野手陣とに支えられて。

     インタビュー後も、何度と無く頭を下げる金村。スタンドへ向かっても最後まで深々と頭を下げる。


     もちろん、頭を下げたって許されない事はある。言ってしまった事実は消えない。それは仕方が無い。


     でも、もう良いじゃないか。


     金村は金村なりに必死に考え、必死に結果を出した。許す、許さないは人それぞれだけど、私は許して良いんじゃないか、と。まぁ、私的にはとっくに手打ちにしてたんだがw



     それにしても、金村は幸せ者だよな。こんな最高の舞台を用意して貰えたんだから。そしてそのチャンスを見事モノにした。ギリギリだったけどね。

     この経験を、良い方向に生かして欲しいね。ダルみたいに「俺みたいになるなよ」でも良いからww



     兎にも角にも、王手!!

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