ちょっと体調が優れなくて間が空きました。もう大丈夫ですが。
ソフトバンクの竹内孝規球団最高執行責任者(COO)は16日、オリックスがパウエル投手との契約問題についてコミッショナーに提訴したことを受け、パ・リーグに要望書を、根来泰周コミッショナー代行には意見書をそれぞれ送ることを明らかにした。
竹内COOによると、独自に調査を進めた結果、内容は不明ながら二重契約ではないことを証明する新事実が出てきたという。そのため、パに対してはあらためて連盟内での決着を嘆願する文書を提出し、根来代行にはオリックスが提訴状を出しているため「うちの考え方を意見書として送る」(竹内COO)ことにした。さらに、パウエル投手の代理人を務めるランディス氏からは、契約の正当性を証明するために日本の弁護士と相談の上、「アクションを起こすことにした」との連絡が入ったことも明かした。
この日、ソフトバンクのキャンプ視察のため宮崎市を訪れた根来代行は、ソフトバンクとの契約が優先と判断した勧告について、パの小池唯夫会長に照会状を送っていることを再度強調し「まずは回答を文書でもらってから」と話すにとどめた。(共同)[ニッカンスポーツ]
まぁ、契約的にはホークスが正しいんでしょうね。でも、だからどうした?
どんなにホークスが契約の正当性を訴えたところで罪がある事に変わりは無い。その罪を罪と思うか思わないかは勝手だが、この問題によって今後制度が変わるかどうかもまだ分からないが、それでも罪はあると断言する。
ホークスは確かに以前からパウエル獲得に参戦していたのだろう。ただし、自らの証言にあるように「マネーゲームを嫌って」一度引いている。そう言いながら他球団との契約に合意しながらも難航している選手、しかもメディカルチェックで問題があったとされる選手をその契約条件の(公表している額で)倍を出して獲得した。これが同程度の条件もしくは下回る条件ならまだ「契約に窮するパウエルを救った」という名分も成り立つかもしれないが、残念ながらそうではない。
確かに和巳らの出遅れがある中、補強は必要なのかもしれない。しかし、その為のリストアップは複数しているはずだ。それでも尚、他球団と契約が終わっていないものの進んでいる選手に手を出す必要があるのか。
交渉は決裂したと代理人から聞いたとして、「自分の目と耳で確認した」と言いながらもオリサイドには確認をしていない。そこまで自信を持って言うのなら、直接ではないにせよ情報を収集する術はあるはずなのだから確認は取るのが普通だろう。しかし、それはしていない。確認したのは代理人の言い分と本契約が済んでいないという事だけ。それで十分、というには今後の事態への想像力が欠けている。
ソフトバンク流“ビジネス”ならばそれでも良いのかもしれない。しかし、ここはニッポンのプロ野球。競いながらも調和を保つ事で成り立つ興行である。協約に書いてなければ何でも正しい訳ではない。
外国人の契約に関しては度々問題が上がっている。そこへ契約が難航する選手の受け皿に簡単になってしまった以上、そこに罪は存在する。契約さえ正しければ、法的に正しければ何をやっても良い訳ではないというのは、誰もが分かっているはずなのだから。
実際のところ、パウエルの代理人が出したエサに何も考えずホイホイ飛びついたら問題になってしまったってのが本当なのかもしれない。問題になる事など微塵も想像せずに。「勝負事だから」と切り捨てるくらいなのだから、十分に有り得る話だ。
…とこうやって書いてきて、何かMLBの薬物問題の意見と反対な事を書いてるな、と思ってきた(;´Д`)
MLBで禁止していなかった薬物を使用したのは悪い事なのか、という話。私のスタンスは「そんなものを使ったからといってHRは打てない。また禁止していないものを使う事に罪は無い」というものだが、それならばホークスは肯定しなきゃいけないのかな、と。もしくは薬物否定しなきゃな、と。
まぁ、違う問題ではあるし個人的感情で是と非が分かれているのだが、自己矛盾に気付いてちょっと鬱…orz
さてさて、どうしたものだか。<自分の考え方ね
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